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2022.01.18
網膜硝子体学会参加報告
明けましておめでとうございます。
少し前の話になってしまい申し訳ありませんが、12月に参加した網膜硝子体学会について報告させてください。発表した演題は「角度センサーを用いた術後うつむき姿勢成功に関与する因子の検討」です。
眼科の手術、例えば網膜剥離では、浮いてしまった網膜をガスあるいはオイルで圧着するために術後にうつむき姿勢をする必要があります。その姿勢を眼帯の前にセンサーを装着して評価しました。発案者は専攻医2年目の知久先生。私の1つ上の先生になりますが、研究に対する熱意がすごく、どこからそこまでの熱意が湧いてくるのだろうと思わされてしまうほどでした。
実際の発表までには、さらに上級医にあたる平林先生にも何度も発表原稿の手直しをしていただき、解析については何もわからない私に何回も指導してくださりました。
学会では、まず知久先生がセンサーについて、その後私がどのような人がうつむきをできているかを発表する形とし、演題2つでこの研究を口演しました。
質疑応答に明確に答えることができるかが私の心配事項であったのですが、機材トラブルで時間が限られてしまったこともあり、知久先生と私一緒に質疑応答になるという、学会ではあまりないであろう状況になりました。(下に写真を添付しています)私としては、質疑応答も知久先生の力ありきですが答えることができましたし、また横で知久先生の満面の笑みを見ることができたので、とても満足のいく発表になりました。
コロナが一旦落ち着いたタイミングで現地に赴き参加できたのは非常に幸運で、自分にとって大変貴重な経験になりました。この場をかりてお世話になった先生方に感謝申し上げます。
専攻医1年目 武川
(「M(網膜硝子体)-1グランプリ」状態の2人)