ページトップへ戻る

お知らせ

  • 2023.04.18

    2023年 日本眼科学会参加報告

    第127回日本眼科学会総会が2023年4月6日~9日の4日間に渡って東京国際フォーラムにて
    開催されました。今回は専攻医2年目の富原が、ただ自分目線で学会に参加して見たこと
    感じたことを報告させていただきます。

    まず、日眼がどれだけ大きい学会かわからなかった素人の自分ですが、眼科の学会では一
    番大きい学会らしいです。その日本最大規模の眼科学会では毎年お偉い先生による特別公
    演が行われるようなんですけど、なんか村田教授が特別講演をするらしい、医局員総出で
    参加して盛り上げるように平野先生も号令をかけてるし、同期の熊崎先生の発表もあるし
    、まあ東京行こうかという感じ、学会素人の私は最初これくらいのテンションでした。
    初日ですが、前日から発表の緊張でガクガク震えていた熊崎先生でしたが、堂々と緑内障
    レーザーの発表をしていました。声の小ささが懸念事項でしたが、アットホームな会場の
    サイズ感にも助けられ、しっかりとみんなに声が届いていましたよ。スライドの内容もし
    っかりしていて、平野先生や星山先生からもかなり褒めてもらえて、熊崎先生も嬉しかっ
    たようです。

    2日目、当科をローテ中の初期研修医2年目の畔上先生が学会参加するため、東京まで来て
    くれました。研修医の畔上先生とはランチョンセミナーに参加して最新知見に触れたり、
    器械展示で一緒に遊んだりしました。本当にありがとう。
    さて、本日のメインイベントである村田教授の特別講演、の前に知久先生と星山先生の発
    表があるのですが、違う会場でほぼ同時刻開始という悲劇。両先生の発表を見たかったの
    ですが、星山先生の発表に共同演者として参加させていただいたので、ここは星山先生の
    発表会場へ!会場でお会いした星山先生?え、顔面をケガしてる。前夜にホテルで派手に
    転倒されたようで、右眼周囲に痛々しい皮下出血、壊れた眼鏡もテープで応急処置してる
    、そんなボロボロの状態の星山先生でしたが、発表内容も質疑応答もさすがでした。この
    発表の直後、星山先生は一目散に眼鏡を買いに行きました。
    知久先生の発表は事前に予演会で見ていたのですが、思いつかないような発想や思考を含
    んでいて驚きました。知久先生はやっぱり研究好きなんだな、いつかノーベル賞級の大発
    見をしてください。
    午後の村田教授の講演に参加するために会場周囲をウロウロしていると、なんと大行列。
    劇団四季のコンサートですか?ここは。それぐらい会場入り口には人だかり。ここで特別
    講演の偉大さを知りました。特別講演中は他の会場の講演はすべてストップ、つまりその
    時間帯は村田教授の講演しかないという状況。学会慣れしているはずの村田教授ですが、
    そりゃこれだけの大舞台だとさすがに緊張しますよね。
    約1時間の特別講演でしたが、会場中に笑いあり、そしてまた笑いありの村田教授の人柄
    が出た素晴らしい講演でした。会場からも暖かい拍手喝采をいただき、我々医局員も誇ら
    しい気持ちになりました。講演後、村田教授は「人生でこんなに褒められたことはない」
    とおっしゃるほど周囲から大絶賛をいただいたようでした。村田教授、特別講演に携わっ
    てこられた先生方、本当にお疲れ様でした。

    3日目、この日はモーニングセミナーで村田教授・平野先生が登場されました。そして、
    長野赤十字病院の初期研修医2年目関谷先生も遠方からわざわざ参加してくれました。器
    械展示で眼科の手術をVRで疑似体験してもらい、また医局員とも交流して信大眼科の魅力
    を伝えられたはず!(5月にもまた眼科へ見学に来てくれるそうです)

    夕方は平野先生のコンジョイント分析を用いた講演を拝聴しに行きました。初めて聞く内
    容もわかりやすいスライドと簡潔な説明で聴衆もしっかり把握できるように配慮されてい
    て、また質疑応答では笑いを取ったり平野先生らしさが終始溢れていた素晴らしい講演で
    した。
    夜は特別講演を終えた村田教授やご家族、我々医局員やORTさん達、初期研修医の先生方
    など含めて、ささやかなお疲れ様会を催しました。大いに盛り上がり大成功、ということ
    で幹事の知久先生ありがとうございました。
    最終日は午前に平野先生と三重大学の杦本先生が座長をされた講演を熊崎先生と拝聴しに
    行って終わりとなりました。平野先生ずっと働いていて、この4日間いつ寝てたんだろうか
    というシンプルな疑問…

    ここまで長くなりましたが、超濃厚な日眼初参加の4日間でした。日眼って本当に大きな
    学会だなと感心する一方で、来年度のこの大きな学会の主管校が信州大学だということで
    、ウチの医局は今年以上に大変忙しくなるのかと思うと、すでに今から心配な気もしてい
    ます。来年度の日眼のポスターにあった「視力を尽く“さぬ”闘い」ですが、我々信州大学
    は主管校の大任をしっかり務められるように(主に村田教授や平野先生・家里先生たちが
    先頭となって)死力を尽くして頑張ります。

お知らせ一覧に戻る

見学申し込み